続・東宝版エリザベートの話

相関図に誤りがあったため訂正しました。失礼しました。

 

 

あまりにも楽しみすぎて、ミュージカルを観たことのないジャニーズファンにより楽しんでミュージカルの良さを知ってもらいたすぎて、投稿することにしました。 

 

  

 

キャラクター相関図

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ごく簡単にではありますがキャラクター相関図です。

見ればわかるようにごく簡単にまとめても初見じゃよくわからないですね。

 

 

 

 

 

 

舞台はルイジ・ルキーニの尋問シーンから始まります。

設定としては、エリザベートを殺したルキーニがいつまで経っても「黄泉の帝王に指示されて殺した」だの「エリザベート自身が死を望んだ」だのと大丈夫かよこいつ…な供述を繰り返し、自供しないので、死んでもなお100年間も毎日尋問されている、といったところ。

 

 

ここからルキーニの回想的に本編が始まります。

ルキーニは本作のストーリーテラーの役割を果たします。同時に道化(ピエロ、つまりおふざけ役的なものです)の役割も果たすため、演る側はとてつもない体力が必要となります。

 

 

 

 

尋問シーンのあと、キャストが100年間浮遊し続ける亡霊として登壇しますがここがルドルフ役の初登場シーン。

このあとは丸一時間は出てこないです。なので出てこない間はストーリーをゆっくり楽しめるタイムですよ!!!!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物たちってどんな奴やねん?

 

 

ちなみに今回はほぼ全てのキャストが一新されているため、多少演出の変更が見込まれます。

だいたいのキャラクターの概要をまとめておきますね。

 

 

 

 

 

 

エリザベート(シシィ)

この物語の主人公。オーストリー皇后。シシィは愛称ですが本編中特に前半はほぼ愛称で呼ばれるので頭に入れておかないとワケワカランです。

自由を愛するために王宮の中で窮屈を強いられ、寂しさを強いられていきます。一方、とても頭が切れ、美貌を武器に人気を獲得しますが、美に執着するあまりに反感を買いました。

また、少女の時代から晩年までを1人の役者が演じるため、女性らしい美しい歌声だけでなく、子供らしさから老いた姿まで演じ分ける声と演技力が要求されます。老いた太い声までが要求されるため、東宝版での歴代シシィは元宝塚男役の方が多かったのですが、今回は初めてダブルキャストがともに元宝塚娘役でのキャスティングです。注目。

 

 

 

 

 

トート(死)

人間でも死神でもなく、死という概念そのものを具現化したキャラクターであり、シシィの心の弱みを表したキャラクターであると解釈しています。

またシシィを愛しており、苦しみの多い下界から救い出してあげようという名目でシシィを欲し、命を奪おうとします。トート自身も死であるのにもかかわらず1人の少女を愛してしまったことに悩み続けます。

このキャラクターはキャスティングによって雰囲気が大きく変わります。主には若く中性的な青年といった役どころのようですが、今までには体格があって男らしいトート役もいらっしゃいました。今回は概ね設定に忠実なキャスティングかと思われます。

 

 

 

 

 

ルイジ・ルキーニ

この物語のストーリーテラーであり、道化であり、エリザベートを暗殺した張本人。王宮

には基本的には直接関わり合いを持ちません。いろんな場面に登場し、物語を引っ掻き回します。王宮グッズで一儲けしたかと思えば、エリザベートに対するヘイトを煽り、革命を煽り、フランツのスキャンダルをスッパ抜き、最後にはエリザベートを暗殺します。

 

この役は下衆な野郎にも関わらず、毎回スマートなイケメンがキャスティングされるパターンが多いです。

 

 

 

 

 

フランツ・ヨーゼフ

母であるゾフィーの言いなりのため「マザコン皇帝」と揶揄される。本人はそれなりにゾフィーとの価値観の差を感じていますが、母のいうことは絶対。

後半はエリザベートに寄り添おうとしますが愛想尽かされてしまいます。

この役もエリザベートほどではないですが青年期から老年まで演じるため、今までには渋さのある役者さんが多かったですが今回はかなり若返ったキャスティングです。

 

 

 

 

ゾフィー

フランツの母であり、「宮廷唯一の男」と言われる鉄の皇太后。悪役的な見方をされがちですが、国の繁栄と息子の威信を保つために尽力しているわけで、決して自分のワガママを振りかざす本物の悪役ではありません。

ですが手段は選びません。エリザベートは皇后に向かないとして別れさせようと画策したり、皇太子教育のためにはエリザベートから長女と息子を共々奪いとって、しつけと称し体罰を以って教育します。女で一つで、一国を担う皇帝を育てるためには鉄の女として生きるしかなかったのでしょう。

この役は宝塚の元専科生がキャスティングされることが多いです。今回もここはあまり向きとしては変わらずです。

 

 

 

 

 

ルドルフ

オーストリー皇太子。宮廷に縛られ、幼少期より大きな孤独を抱えて成長します。幼少期にトートと出会い、初めての友情を得ますがトートにまである種利用されてしまいます。国が傾くのを知るや立て直し策を講じ実行しますがあえなく失敗し、助けを求めるも自分のことに必死なエリザベートには突き放され、絶望の末に自ら命を絶ってしまう。

今回大我が演じるのは青年ルドルフです。幼少期は子役が演じることになります。今までは今回トートを演じる井上芳雄くんなど若手のホープが抜擢されてきました。従って運営側も大我に大きな期待を寄せていると思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラクターは劇中敬称で呼ばれることが多いので、キャラクターの肩書きも一緒に覚えておいた方がよりわかりやすいかと思われます!

 

 

ちなみに大我演じる青年ルドルフの持ち歌は

・闇が広がる(トートとのデュエット)

ハンガリー独立運動(ルキーニとエルマーなどの革命家、アンサンブル)

・僕はママの鏡だから(シシィとのデュエット)

です。

 

 

 

 

 


 どんなスタンスで見たらええねん?


恐らくみなさんの懸念はココかと。

全体的に重く暗めの演出にはなりますが、意外とキャラクターそれぞれに共感できる部分や人間性を学ぶことの出来る作品だと思いますから、

雰囲気だけでストーリーを敬遠せずに観ると楽しいです。

 

また曲も美しいので、何回も入る方は音楽をじっくり楽しむのも良いと思いますよ。

余談ですが私はエリザベートのものだけで3枚CD所持しているくらい好きです。

 

 

 

 

個人的にはストーリー、音楽、衣装、小道具、また舞台装置など見たいところが多すぎていつも目が足りないです……

ドレス好きは楽しすぎて困ると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

どんな格好とマナーが必要なん?

 

ちなみに服装について何着ていけばいいの…な方は、高級ホテルにディナーに行くときの服装と同じ感覚で行くのがベターだと思いますよ!所謂スマートカジュアルで。

さすがに高級ホテルにビーサン、ジーンズ、タンクトップとかで行く方はいないでしょうし、露出の多すぎる服装も避けた方が良いでしょう。(単純に観劇中寒いと思いますし…)

 

 

 

丈の短すぎないシンプルで上品めなスカートかワンピース、外が暑ければ上はなんでも構いませんが羽織が一枚あるといいと思います。

足元はパンプスでもキレイめならサンダルでも大丈夫です。

 

恥をかきたくない、大我の顔に泥を塗りたくない、もしくは付近のマダムに威圧されたくなければそれなりの格好で行きましょう。

 

 

 

 

 

当たり前ですが、周りのお客さんはお芝居と音楽を楽しみにいらしてるので、観劇中のお喋りや観劇の妨げとなる盛り髪は以ての外です。

当たり前のことを当たり前にやるというのは、知らない場所では難しいことかも知れませんが、劇場というものは若い方には一つ経験として学んで帰ってもらえる場所だと思います。

格式ある劇場と由緒ある演目、そして何より大我の頑張りに恥じない立ち居振る舞いをすることでより自担に誇りを持てるはずです。

 

 

 

 

 

そして、どこの界隈にもマナーのなってないファンはいます。

ただジャニーズという肩書きゆえに色々目立ってしまうところもあります。ただでさえ若いお客さんは少ないですから、少しマナーから外れたことをすれば伝家の宝刀「コレダカラジャニヲタハ…」が発動すると思ってください(笑)

 

私はもし周りにマナーのなってないお客さんがいたら黙って客席係のお姉さんにチクって自分はこうはならないぞと心にとめることにしています(笑)

 

 

 

 

あと、最後になりますがミュージカルは良い演目であればあるほどカーテンコールが何回もあったり、場合によればアンコールで主題曲を歌ってくれることがあるので、周りのお客さんが席を立ち始めるまでしばし留まっておくことをお勧めします(^_^)

 

 

意外とカーテンコールで面白いハプニングが起こることもありますからね。

(以前観に行ったミュージカルで、目当ての女優さんがカーテンコールで派手に転んだのを目撃したことがあります。良いもの見たぜ。)

 

 

 

 

 

ちょっとだけでもエリザベートの魅力は伝わったでしょうか?

これでもなかなかわかりづらいと思うので、パンフレットには家系図やあらすじも載っていますから購入をお勧めしておきます。

個人的には劇場は本来お高くとまった入りづらい場所であるべきではないと思っていますから、人間として恥ずかしい行動さえなければ誰が行っても歓迎してくれると思います。

 

 

 

 

小難しく考えず、常識的に振る舞ってさえいれば、とても楽しい空間だと思います。

 

 

このブログを読んでくださってる方々にとってもエリザベートがとても良い思い出になって、ジャニーズ以外のステージに興味を持つ足掛かりになるといいなぁ。

私も今から観劇が楽しみで仕方ない!です!